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「大きな地球」について

5/18/2015

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June 05, 2009投稿の再掲

「大きな地球」と題をつけているものの、これは99%はA.トルストイの有名な「おおきなかぶ」そのままです。正確に言うと、(私の記憶している範囲内での)A.トルストイの「おおきなかぶ」の内田莉莎子氏の再話です。A.トルストイに関しては死後50年以上が経過しているので著作権上でも再録に問題はないと思うのですが、翻訳者の著作権に関してはそうもいかないでしょう。ということで、突っ込まれた困るのですが、最後のオチ1行だけの変更をパロディととしての新たな創作と認めてもらえないかなあというのが、勝手な私の考えです。

またも息子のまことなのですが、寝る前、「おもしろい話をしなければ許さん」などと言うので、とっさに小さいころ好きだった「おおきなかぶ」を話しはじめました(余談ですが、蕪は苗を植えません。種子をじかまきにして育てます。これに関してだけは、私は内田さんに文句を言いたいと常々思ってきました)。まことは意表を突かれておもしろそうに聞いていましたが、これをそのまま終わりにしたら、「ダメ! 零点! 失格!」と(最近、小学校で覚えてきた言葉で)罵られるに決まっています。そこで、最後に「やっとかぶはぬけました」とくるかわりに、「地球が抜けました」とやったら、大爆笑。これで納得して寝てくれました。

もちろんこれは、元ネタを暗記するほど知っている子どもが相手だから成り立つ話です。そういう意味でパロディの域を出ないのですが、有名な話ですから、他でも通用するかもしれません。いちどやってみたいものです。

ちなみに、原作者のトルストイは、私は「戦争と平和」のトルストイだと思っていたら、別人だそうです。SFを得意としたロシアからソビエト時代にかけての作家ということ。いままで知らずにいたのが恥ずかしいような気持ちです。
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