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「泣き虫の男の子」について

5/18/2015

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June 28, 2010投稿の再掲

5月連休の直前、息子のまことが転んで腕の骨を折りました。辛い経験だったろうと思いますが、最初の1、2日少し落ちこんだだけで、すぐに元気をとりもどしました。子どもの回復力、特に精神的な回復力は大したものです。

そんなこともあって、たぶん5月の半ば頃、ひさしぶりに寝る前の「おはなし」をしてやりました。実は、骨を折って半月もたつと、普通に叱られることも多くなります。この日も叱られて泣いてしまったので、それをなだめるためという意味もありました。

だから、「泣き虫の男の子」は、まことにとってちょっと辛い話にもなったはずです。そこをお説教臭くならないようにするために、医者、呪い師、坊主とのやりとりをコミカルにしました。そのおかげでまことはすっかり喜んでくれました。後半の鬼が出てくるあたりは、情景的には「こぶとりじいさん」の流用です。男の子が使者として大役を果たすというのは、名作でまことも好きな「モチモチの木」あたりの設定を借りてしまったかもしれません。

このおはなし、すぐに書き留めておこうとしたのですが、半分ほど書いたところで忙しくなって長く放置してありました。その間にまことの腕はすっかり元通りになり、以前にも増して活発に走り回っています。懲りないと言えばそうなのですが、このぐらいの元気はやはり必要なのですね、泣き虫の男の子にも。
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